みんなで描く2040年福井の未来地図
福井県知事が新しくかわり、見出しのような形で多くの県民を巻き込んで未来地図を描こうとされています。講演会やワークショップがたくさん用意されていてわくわく感いっぱいなのですが、今回はSDGsのワークショップを通じて持続可能な福井をイメージする導入的なイベントに参加してきました。
以前からとても気になっていたゲームなのですが、今回は70名近い参加者が学生チームと社会人チームに分かれて開催。結果をくらべたり、意見交換をしてみる振り返りもとても勉強になりました。
ルール自体はシンプルで、カードに書かれているミッションをクリアしていくと「人口」「経済」「環境」「くらし」が上がっていくというもので、それぞれにその事業に取り組めるようになるキーパーソン、お金、街のレベルがそろうとミッションをクリアでき、それにより報酬や街のレベルが変動します。
興味深いのは、1セッション12分、4セッション行うのですが、1セッションごとに人口は1メモリずつ減っていき、人口と経済の割合で税収額に変化が生まれます。
税収挙げるための事ばかりすると今度は環境やくらしのメモリが減っていきますのでバランスをみて順序だてしてのまちづくりが大事になってきます。
実際にゲームをしてみると、その中には行政職員、NPO関係、一般人、商工会など街の縮図がそこにあり、自分たちのミッションをクリアするために行政に助成金をもらったり、人材の行き来が行われ大変興味深いものでした。
この写真は第2セッション終了の中間発表のものですが、向かって右が大人チーム、左が高校生チームです。
おとなの方が「くらし」重視で事業を進めますが、高校生たちは楽しい事を求めたのか経済がぐんと伸びています。
そして第3、第4へと進んでいくと思わぬ結果にたどりつきました。
おとなチームは経済、環境、くらしは伸びるのに人口は全然ふえない。逆に高校生たちは、人口がぐーーんとのび、環境が比較的低い結果となりました。
比べてみると今までの価値観、まちづくりが身体に沁みついている大人は何をしても人口がふやせず、街の消滅路線を進み、高校性たちは多少環境のびなやみが気になるものの見事に人口を増やし、経済やくらしも伸びてきました。
今回は未来を考える導入で次回は8月31日のワークショップで未来図を描く予定のようです。
自分たちの福井をどのように描いていくのか、わくわくです。