明日まで、Ganzo Gallery
福井市美術館にて開催のGanzo Gallery行ってきました。
先日福井ケーブルテレビの取材で森田地区へ行ったときにお知らせいただいた情報です。
福井市美術館2階へ行くとアーティスト13人の作品がずらり。
個性豊かなタッチでどの作品もみて楽しめます。アーティストさんも常駐しているので直接お話を聞けたり、気に入ったアーティストさんに発注もできるのではないでしょうか?
明日9日午後4時まで開催です。ぜひお立ち寄りください。
PPPフェスティバル2018
本日は福井芸術・文化フォーラム主催のpppポジティブ パッション パフォーマンスフェスティバル2018の司会でした。
9組のパフォーマンス団体の発表です。
お客様の投票でベストパフォーマンス団体は来年3月21日開催の福井市文化会館50年祭に参加出来る副賞があります。
大人から子供まで、民謡民舞から一輪車のパフォーマンスまで、福井にも多くのパフォーマンスがあるのだなと感心いたしました。
寄席のような感じの小屋が福井にもあったらどんなに福井もユニークな街になるだろうと思いました。小屋を作るのは簡単です。でも小屋を継続していくにはその「小屋」の存在を認めてくださる、お金を出してくださるお客様が必要です。家賃に運営費、ギャラなどなど、継続するには結構なお金が必要です。
昔映画館での上映は2本立てでした。お目当ての映画よりもう1本の方がよかったことは何度もあります。お気に入りのアーティストのシングルレコードを買い、B面の曲の方がヒットする事もよくありました。今はアルバムでは曲ごとに購入し、映画館でもお目当ての映画以外は予告にさえクレームをつけるお客様がいると聞きます。一見時間とお金の無駄をそぎ落とすハイブリットな感じでその方が「良い」と評価する人もいるかもしれません。しかし、そのそぎ落としたものは本当に「無駄」だったのか?と見つめなおしてみるのも良いかもしれません。
お目当て以外の物にも聞く、見る、心とお金の余裕がある事が本当の「豊かさ」なのかもしれませんね。まちの中で起きている色んなホンモノを探し見て歩くことが豊かさを醸成してくれる感じがします。
西洋と日本の版画における違いと共通点
注目のピカソ展と歌川広重展。
偶然の同時期開催ではあったものの相乗効果、反響も素晴らしく双方に人が入っている模様。
両方の美術館学芸員さんのお話を伺えると、イベントに参加してきました。
県立図書館の横にかわいらしく位置する喫茶ニホ
こちらに2名の学芸員さん、サロン参加者役10名があつまった。
まずはお二人よりお気に入りの作品や時代背景や、西洋(ピカソ)と浮世絵の刷り方の違いなどを伺いました。
印象的な話は昔のものなので光り、紫外線に弱く美術館の中の明るさ、気温、湿度の管理を徹底するように指示があるという事。お客様からはこんなに寒くしなくてもいいのでは?と省エネ目線で言われるがことがあるが、美術品保存という意味で必要な事だそうです。
もうひとつは著作権が厳しく何処に何を載せるかという事に非常に厳しい審査があるようで、ピカソ展にちなんだパフェなど作るのでも細かく打ち合わせをしないとすぐに著作権にひっかかるという仕掛け人の苦労話。(写真はニホさんで食べられる特性パフェです。)
当時の話でいうと浮世絵の場合は大衆娯楽のためお金を稼ぐ為にはたくさん刷って販売しないと生活が出来なかった背景と、ピカソは20歳ごろからスペインからパリにでて運よく有力な画商がついた為結構裕福になれた。ロット番号(限定)がつくことで金額があがるといった話。
共通の話でいうとお互いにライバルとしている画家がいたり、一流で居る為にに時代の流れを意識しながら描いているという事でした。
最後に西洋の美術館では学生たちがスケッチブックをもって絵の練習しているが日本ではそれを許しているところは少ない。その背景には日本では企画展の期間が短期なため拝観者に快適に見ていただくという意味と、西洋では企業等から美術館などに寄付もあり、そういった学生も支援していこうという文化がある。日本には残念なことに(寄付文化)まだないといった話が伺えました。
西洋的価値観が全てよいわけではありませんが、日本の政治や制度が西洋を真似ているように進んでいくわりに日本人のマインドは置いてけぼりといった感がありました。こういった裏側を聞ける機会は大変貴重で今後とも参加したいと思います。
ピカソ展は福井県立美術館8月26日まで、歌川広重展は福井市美術館9月2日までです。
どちらも非常に貴重な作品を見ることができますのでぜひ足をお運びください。
自分たちの生活を向上させるために出来る事
前回のブログで住民が今まで以上にまちづくりに関心、参画していきているという記事を書いたのですが、行政のみなさんも頑張っております。お盆真っただ中、帰省客が福井を離れる前にとJR福井駅にて「ふるさと納税」の紹介を配ってました。
納税の利用方法も福井市のHPに掲載がありました。(コチラ)
個人的にイメージする利用方法はふるさと納税を教育、福祉、介護、子育てなどの大きな枠で利用されることがベターと思っていますが、今の福井市の配分は、地区活動や若者活動のようです。これに関しては賛否あると思いますので今後も検討をお願いしたいです。
個人のスキルを上げ、充実を図る活動とまち全体の豊かさを向上させ生活向上を目指すのとどちらも大事ですよね。福井は大きすぎず、小さすぎず、広すぎず、狭すぎない適度なサイズの街かもしれません。関心を寄せあう事で摩擦も起きますが、未来の為にみんなで歩み寄りたい物です。
「享受」から「創造」へ。その先の創造も。
8月14日の福井新聞から今回の画像はすべて転載なのですが、これだけ興味深い記事が1日の新聞で盛り込まれているのも面白いです。
東京の人口集中、ひとり勝ちを阻止すべく、各都道府県がブースを出し、Uターン、Iターンを勧めるが転入より転出が多く人口減少に歯止めがつかないという記事。
①人口減少が起きている市町は転入者獲得に多額の税金を投入し数名の転入者を獲得するも、それ以上の人数の郷土愛を育めなかった地元民や仕事がない(ご縁がなかった)地元民が離れていくという皮肉な結果が浮き彫りに。
②欲しいのは税収と労働力である。特に税収があれば公共事業等で仕事を増やすことで従事者が住民になるパターンも考えられるが、住みよい街であるかどうかによってその後、その土地を離れるか住み着くかが左右される。税収があるという事は福井の企業が儲かっているという事で当然雇用や給与も上がっている。
③結論とすると現状は「灯台下暮らし」。順番としいては地道に地域づくり、地元民の教育と魅力を高め(郷土愛の醸成)なければお金がいくらあっても無駄金になってしまう。育てた地元民が地域を離れない。魅力を発信する。地域に人を呼び込む力を蓄えるよう生きた税金の利用法が求められる。(別の見方をすれば税金で福井のPRを県外でしても、福井に魅力ある企業、地域、粋な大人が少ないという事。これは我々大人が反省すべき点ですね。)(今の都道府県の在り方、税金の配分の仕方は別目線で見つめる必要あり。)
それとは逆に市民が動き出した。
これまで行政にしてもらっていた事が(享受)が財政難で出来なくなった事を受けて自分たちで出来る事を考えて活動を始めた(創造)。しかし、残念な事に財政難が今年だけで終わらない。人口減により今後、日本全国で起こりうる事。すでに始まっていることである。
幸か不幸か福井市の財政難、事業中止が起爆剤となり表面化したが、もともとまちづくりを進めるNPO等の団体みなさんはまちに多くのプレーヤーを増やそうと頑張ってきている。いわゆる先駆者だ。この記事にあるような参加者のみなさんが今後とも地域等でプレーヤー、仕掛け人として活動を続けてもらえると上記③で述べた街の担い手、魅力の発信者として福井の未来も明るくなっていくと思う。
「創造」を続け活動に幅が出てきたらその担い手があつまり、将来の世界の中の日本、日本の中の福井をどんな街にしたいか話していく「未来創造」が必要であろう。まちづくり団体のみなさんは「市長のグランドビジョンを聞かせてほしい」というがそれである。
個人的には福井を子育ての街に推奨するが、具体的には色々な事がある。それは次回以降に書くとして未来を担う若者たちがこういった活動を進めていくのはとても頼もしい物がある。
どんどん話し合い、行動を起こし、見つめなおし、方向修正をしながら世界で一番かがやく福井を全員野球で作っていきたいものです。
こちらは徳島の記事。行政が中止といったが市民が強硬したというもの。詳しくはわからないが、地域伝統の阿波踊りを愛する市民の郷土愛を感じる。この祭り、踊りが自分たちにとってどういった物なのか?行政の意見をふっきっても行動に起こすエネルギーを感じます。
福井の人々も地元への郷土愛をもって軸を通す事(グランドビジョンの策定)によって付随してくる活動の優先順位と要・不要が見えてきます。少子高齢化で担い手減少、税収減少の今、市民の「本気」がまちの在り方にやっと影響を及ぼすところに近づいてきたように思います。
実は他県では20年以上もまえから、先進国だともっと前からこういった考えで地域づくりは進んでいます。あせらず、じっくり、着実に福井も前進したいものです。
えちぜん鉄道弁当箱
えちぜん鉄道好きの息子を喜ばせようと保育園にもっているける弁当箱をつくってみました。
いつまで電車好きが続くのかはわかりませんが息子の興奮する顔、喜ぶ顔を見るのは親としては最高の喜びです。
思うと全国にはそんな親も多く、また鉄道ファンも多く…
それで販売を決心しました。2018年の9月ごろから発売を開始しようと思います。
1つでも多く、笑顔が生まれ、少しでも多く普段より温かい気持ちになれるならこれを作る意味はあると感じています。
保冷剤、箸付
「老舗映画館が閉店」を考えてみる
本日の福井新聞にて福井の老舗映画館が9月に閉店と記事が載っていましたね。
映画サークルの事務局を預かって10年。鯖江、福宝、福井シネマと3つの劇場が閉店になります。劇場は3つですがそれぞれが持っていた部屋数を数えると10くらいになるのではないでしょうか?10年で3つの劇場、10部屋での映画上映がなくなってしまう。手軽にスマホで映画を楽しめる時代、高いお金を出して映画館へ足を運ぶ人も少なるなってしまった。値段が高く、決められた時間にしか上映されない、こちらが時間を調整しないといけない物から、オンデマンドで見れるお客様都合最優先が勝った形となる。
ここで見つめたいのは昨日ブログに書いたコシノヒロコさんの言葉。
~時代の変化とともに、ものの見方は変わっていきます。ですから今まであったものに、違う方向から刺激を与えて、現代の暮らしに合うものにしていくことが必要なのです。現代的な感性は、新たな価値を生み出します。~
アートとは違うと思う方もいるかもしれませんが僕には通じていることがあるように思うのです。これに当てはめて考えてみると昔はやった映画館は現代の暮らしに合わなくなり顧客を減らし閉館まで陥ったと解釈できます。配給はお客を得るため映画館を捨てネットで顧客を得る。(時代に合わせる。)取り残された劇場(時代に合わせられなかった。)だけが消えていくように見えます。
別の視点で見てみると、以前僕のブログで書いた「本物は積極的に見にいこう」の記事。
日本全国人口減少が進み、リアルな生活、アナログな生活→デジタルな生活、お金をかけない生活、すべてスマホで買い物、動画視聴などが進むと経費のかかる出店、販売はなくなっていくという事。目の前から、身の周りから「リアル」がなくなるという現実がそこにあります。
映画館だけなく公共交通、街歩き、社会生活などは人間としての社会性を養う現場としてとても重要で昔は生活の中で自然と見についた社会性、コミュニケーション、交渉術などが現代では足りないとされています。
現代の暮らしに合わない物とともに、社会生活の中で必要とされているものも一緒に失った皮肉な現状なわけです。打開策としてはリアルな世界を取りもどせるよう消費者がお金を使う事です。それと同時に現代のニーズにあった消費者満足度を上げる豊かなサービススタイル、商品を地方であってもしっかりと見つめビジネス展開が必要でしょう。これが出来れば回遊性が生まれ良質なスパイラルで経済と街の発展にも寄与、文化度UPへの寄与も見込まれます。
もっと具体的にどうすればよいかという持論もあるのですが、それはまた機会があれば書いてみたいと思います。
コシノヒロコ展 圧倒的存在感!
以前より新聞で紹介されていたコシノヒロコ展へ行ってきました。
福井県鯖江市まなべの館にて開催しています。
圧倒的な存在感がありましたのでまずは写真を。(僕の貧しい撮影なため、写真では伝わらないものも多数あり。ぜひ現場へ足を運んでください。) Read More
シェアハウス入居者募集します。
シェアハウスに挑戦したのが1年前。運よく入居者に恵まれ3名すんなりと入居頂きました。
1年がたち、3人のうち、2人が卒業を決意しました。
ひとりは実家に戻りご家族と住むそうです。離れてみて家族との関係が改善されたと。みなさん経験あると思いますが、ひとりで住んでみると家族のありがたさ、温かさを感じるものです。そういった意味で一歩前進の彼におめでとうと言いたい。
そしてもう一人は母国へ帰り大学院への進学。日本語も継続勉強で2年後にまた福井に戻ってきたいと。1年日本での勤務や生活が彼女の価値観を大きく変えるでしょう。大学院へいっても海外生活で得られた共生意識は続きます。きっとまた大きく成長して日本へ来てくれることと願いおめでとうと言いたい。
そして9月と10月に1名ずつ入居できる方を募集します。
部屋は6畳1階と6畳2階の部屋です。
共生生活に挑戦したい男女各1名または女性2名。年齢は20代ー30代でお願いします。(残った入居者が20代女性であるため、出来れば同世代を希望します。)
例外あり、面接ありです。
詳細はインターナショナルクラブのHP、こちらをご覧いただけると幸いです。連絡お待ちしています。